部活に費やす時間の大切さ
高等学校での思い出は部活だという人は多くいるだろう。
高等学校では甲子園、インターハイなど結果が明確に得られるので目標も立てやすい。
文化系の部活であっても全国大会などが活発で、やはり目標として目指すものがある。
このように目標に向かって日々努力するという経験は人生においてとても貴重な時間である。
大人になってからでは、なかなか出来ないことだ。
もちろん、大人になってから趣味を楽しむ人も多いが、費やす時間を考えると桁違いである。
何かに没頭することの大切さ、そして目標に向かって努力することは、部活を仕事に入れ替えてみると、どれだけ将来において重要な意義があるか一目瞭然であろう。
クラブでの先輩後輩の上下関係も小さな社会である。
目上の人を尊重する、敬語を覚える、雑務をこなすなどクラブにおいての小さな下積み生活は人間関係において重要な要素だ。
こんなことに意味があるのだろうかと思いつつも続けている作業が、後から実を結ぶという経験は人間を豊かにする。
どんな一流のプロでも基礎練習を怠る人はいない。
誰しも努力して実力を得るのだと学ぶことは、何でもお金で手に入る今の社会において忘れがちな感覚だ。
そして、3年間の努力がどのような結果に終わろうとも、例え夢を達成出来ずに終わろうとも、その努力は無駄ではないと自分の生涯の誇りになるであろう。
たかが部活動とは言え、その中で経験する達成感、挫折感、共に人生において必要な経験である。
社会が支える部活動
神奈川県では、平成19年度に「かながわ部活ドリームプラン21」を策定している。
これは県の支援によって、より部活動を活性化させようとする取り組みだ。
運動部、文化部を問わずより自由に活動の場を持ち、積極的に部活動に取り組める環境づくりを推進している。
このように、学校だけでなく、市区町村や県を上げての部活動への積極的な取り組みが最近見直されて来ている。
それは学生生活における部活動の大切さを大人達が認め始めたという意味である。
小子化が進む中で、より個性豊かな大人へと育てるためには、部活動における重要性が再認識されて来ていると言える。
先に例にとった神奈川県では、県の公式ホームページに「はいすくーる・わんたーらんど」というページが設置され、それぞれの学校の部活動を紹介している。
自分が望む部活動がどの学校で力をいれて活動しているのか、過去にどのような成績を残したのかなどが紹介されている。
これは部活動に興味を持つ子供にとってはとても有益な情報と言えるだろう。
また、この学校にしかないクラブ、としてあまり高等学校では一般的でない部活動を知る機会にもなる。
例えば、少林寺拳法部やゴルフ部など、なかなか高等学校では体験出来ないスポーツを本格的に学ぶことの出来る学校もある。
これも学校の特徴として重要な要素なので、ぜひ高等学校を選ぶ際に基準として欲しい。
このような社会的な部活動への取り組みにより、子供達が自由に自分の世界を広げていける環境を整えることも今後の課題の一つだ。 |