将来を見据えて選ぶ高等学校
高等学校を選ぶ基準として一番初めに親子で話し合わなくてはならないことは、大学に進学する意思があるかどうかである。
このことについてしっかりと話し合っておかなくては、大切な高等学校での生活が不幸なものにも成りかねないので、親子で時間をとって話し合って欲しい。
この時、親の立場としては、少しでも優秀な高等学校に進学し、有名な国立大学などに行って貰いたいと思うだろうが、それはもし、もう一度人生をやり直せるとしたらの親の答えである。
子供が同じことを望んでいるとは限らないので、話し合いによって親子の溝を埋めることが重要だ。
子供が大学進学を選ばずに就職したいとの願いがあれば、それにそった専門の学校に進学する方が、子供のためになるであろう。
また、高等学校に進むだけが進路ではない。
高等専門学校という5年間で短大卒と同じ学歴を得ることが出来る教育機関もあるので、より専門性を重視するなら、選択肢として示してあげたい。
更に、学歴を問題としない職業に就職したいと子供が主張する場合は、高等学校への進学そのものを親子で話し合うべきだろう。
例えば板前になりたいとの強い子供の意志があれば、早くから修行するほうが、効果的である。
しかし、高等学校進学時に自分の将来を決めている子供は少ないだろう。
ちょうど、夢と現実のギャップに気付く世代だ。
そのような場合はとりあえず普通科のある高等学校に進学して、新しい夢や将来像を持つまで見守ることも大切である。
無理のない高等学校選び
子供の成長は高等学校進学時にはまだまだ未知数といえる。
特に男子は中学時代よりも高等学校で学力が急に伸びるケースが多い。
男女どちらにしても、子供のレベルに合った学校を選ばないと、最適な成長は見込めない。
無理をしてなんとかギリギリで受験に合格しても、結局勉強についていけないで学校を辞めてしまっては意味が無い。
それよりは、少しランクを落とした学校で常にトップであり続けるほうが、大学進学において有利な場合もある。
先にも大学進学を前提とするか否かの話し合いを勧めたが、その結果大学進学を選ぶのであれば、進学率も視野に入れて高等学校を選ぶ必要がある。
進学したい大学に多く合格者のいる学校は、推薦なども含め有利な立場にあると言えるだろう。
ここで注意が必要なのは、合格率と進学率の違いである。
合格率を謳う学校は多いが、重要なのは進学率だ。
合格率は頭の良い少数の学生が多くの有名大学に合格しているだけで、進学率は低いという場合が多い。
大学の特徴として、全国から学生が多く受験するのか、それとも地元の学生を優先して入学させているのか、それらを前もって調べておくことも重要である。
高等学校では学力が伸び悩む子供と、大きく成長する子供とがいる。
もし、進学した高等学校では勉強についていけない場合は、子供が自尊心を失う前に手を打ち、違う高等学校に転校するのも一つの手である。
またその逆もあり得るので、子供の学力を正確に判断するためには、親とのコミュニケーションが必須となる。 |